FONという会社


Web2.0的なビジネスモデルの発想の中には、
「ユーザーの力を借りながらサービスを拡大していく」
と言うことがあると思います。


これはオープンソースの考え方である、
情報を公開し共有する中から
参加者全員でコラボレーションしていくという
発想からきてていると思います。
リナックスが良い事例だと思います。


最近見かけた記事で以下のようなものがありました。


CNET JAPAN
あなたはLinus?それともBill?--草の根無線LANFON」が日本でも始動
http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20102387,00.htm


FONと言うこの会社は、

スペインに本社を置く無線LANサービスの会社で、
ユーザーが自分で公衆無線LANスポットを開設できる
ルータ用ソフトウェアを無料で提供するこの会社。

だそうで、
要するに、無料(ないしは低料金)のインターネットへの
アクセス網を、世界規模で創り上げようとしているわけです。
しかも、自分でインフラを整えるのではなく、
ユーザーの力を借りて。。。
これってWeb2.0っぽいですよね。


これまでは主にビジネスパーソンが公衆無線LANのユーザー
になると想定されてきたが、(中略)FONが狙うのは、
携帯型ゲーム機やポータブルオーディオプレーヤーの
ヘビーユーザーだ.


確かにその可能性たるもの大きいような気がします。
まだまだ、ISPとの折り合いのつけ方やセキュリティ対応、
携帯電話網との競合など、課題は山ほどあるようですが、

なんと言ってもWeb2.0的な発想をリアルの
ビジネスに持ち込んでいるところが凄い。
このビジネスの今後をウォッチしていきたいと
思っています。