リハビリ

2006年4月の診療報酬改定でリハビリテーション
保険医療制度が大きく変わりました。
これまで必要に応じて保険診療できていたリハビリが、
原則として発症から最大180日で打ち切られること
になりました。
これにより、長期のリハビリを要する患者さんの多くが、
保険診療の対象外となります。
これまで保険診療できていた患者さんが、
保険医療から「切り捨てられる」事態が起こっています。


これは、前に少し参加したことがある
身障者の在宅リハビリを考えるNPOから
送られてきたメールの一部です。


確かにリハビリは一定の期間を超えると
効果がわかりにくくなります。
医学も様々な研究が進んで、
リハビリの効果を一律に統計的に判断するのでしょう。
社会の制度を維持するために必要なことかもしれません。


でもリハビリは、機能回復を得ることはもちろん、
獲得した機能を維持するためのにも必要です。
リハビリを打ち切られるとそれまでに獲得した
身体機能の低下などもおこり得ます。


そして何よりも、僕もそうでしたが、
リハビリを続けられることは、
機能回復を得ること以上に
可能性への期待が心の支えになります。
これは本人だけでなく、
周りで見守る家族にとっても同じことが言えます。
人から「諦めろ」言われ、
その支えを奪い取られる気持ちは、
この制度改革ではないがしろにされています。


反対の署名運動が10万人を超えたようです。


リハビリテーション医療の打ち切りに反対する署名活動』
http://craseed.net/